子供に伝えたい株式投資
株式投資は「長きにわたって株主として企業を応援すること」が基本です。しかし、世の中を見渡すと現状は「株式を使ったトレード」一色です。 別の表現では 「売らない株式投資が求められている。」そんな「投資」にこだわるブログです。
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ROEの利用
投資銘柄選びにおいてROEはとても重要な指標です。(ROEがあまり好きでない方もいますが・・)
その理由は
①さまざまところで数値として表示されており、簡単に見つけることができる。
②長期的に見ればROEの数値と株価上昇率は比例するとの検証結果が発表されている。
③ROEの計算式から、ROEが大きくなると一株利益が大きくなるのは当然。一株利益が大きくなると株価が高くなるのは当然であるため。
株式投資って意外と簡単なんです。ROEが高い銘柄を探せばよいのです。そして割安なところで投資をして、後はゆっくりと大きくなるのを待つだけ。これで終了です。簡単でしょ。
ただし注意点ももちろんあります。
①負債比率を高めると、ROEは自ずと高くなるので、自己資本比率も同時にチェックすること。
②単年だけでなく、安定して高いROEを出し続けている企業を探すこと。
などです。
また、ROEは企業経営に必要な3つの要素、ヒト・モノ・カネの掛け算で表わされるため、企業の利益構造の分析にも使うことができます。
ヒト・・・売上高利益率=最終利益/売上高
モノ・・・回転数=売上高/総資産
カネ・・・財務レバレッジ=総資産/自己資本
この計算をそれぞれ行い、結果を掛け算するとROEとなります。公式で考えても、分子と分母を互いに打ち消すため、ROE=最終利益/自己資本 と株式投資のテキストで見られる公式となります。
この数字を眺めてみると各社の強みが分かります。

この中でもっともROEの高いDNAの強みは利益率です。ソフトメーカーのメリットを最大限に生かしています。当たれば大きい!改めて感じます。
またユナイテッドアローズは回転率において驚くべき数値となっています。小さな資本で着実に売上に結びつける体制ができあがっているのでしょう。余程のことがない限り、この体制は崩れることのないものと思われます。
このようにして、様々な企業のROE分析を横比較すると株式投資に役立ちます。
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